「Webライターを始めようと思うけれど、まず何を知っていればいい?何ができればいい?」
「一人前のWebライターとして働くためには、何が求められる?」
Webライターは主に文章を書くのが仕事ですが、必要なスキルや知識は文章に関するものだけではありません。では、一体どのようなスキルや知識が求められるのでしょうか?
Webライターに必要なスキルと知識は、段階に応じて次のように分けられます。
- Webライターをはじめる「前提」として必要なスキルと知識
- 「一人前」のWebライターに求められるスキルと知識
- Webライターの「付加価値」になるスキルと知識 (こちらの記事で解説)
この記事では、「①Webライターをはじめる前提として必要なスキルと知識」、そして「②一人前のWebライターに求められるスキルと知識」を解説します。Webライターに必要なスキルと知識を確認し、計画的なスキルアップの実行と実現に役立ててください!
Webライターの仕事とは

必要なスキルの前に、まず、Webライターの仕事内容を確認しておきましょう。
Webライターとは、Web上に掲載される文章の執筆を請け負うライター職です。オウンドメディアのブログ記事やセールス記事、YouTubeシナリオといった記事制作を行います。
依頼によって仕事内容は多少異なりますが、主にフリーランスのWebライターが記事制作を行う場合、次のような仕事の流れになります。
・大まかなWebライターの仕事の流れ(受注→リサーチ→構成作成→執筆→納品)
Webライターの仕事は執筆だけではありません。執筆に必要な情報を収集する「リサーチ(調査)」や、執筆前に目次構成を作成して記事の流れを決める「構成作成(企画)」なども含まれます。
そのため、文章力以外にも必要とされるスキルがあるのです。
ただし、クラウドソーシングサイトでは、Webライター初心者に向けて「執筆だけ」というように、仕事内容の一部を切り出して依頼されるケースもあります。
Webライターとして働くための前提スキルと知識

まず、Webライター初心者としてデビューするために必要となるスキルと知識を紹介します。
- クラウドソーシングサイトで、「案件への応募」や「クライアントとの連絡」をとれる
- 文字単価1.0円相当の「執筆のみ」の案件内容を請け負える(構成作成や画像選定は含まない)
基本的なパソコン操作
まず、Webライターの仕事はパソコンが使えないと成り立ちません。以下のような基本的なパソコン操作を求められます。
タイピング
Webライターは、書いた文字数の分だけ収入につながる仕事です。
文字入力に時間がかかっていては、仕事の効率が大幅に下がってしまいます。キーボードを見ないでタイピングするタッチタイピング(ブラインドタッチ)をできるようにしておきましょう。
ソフトウェアの操作
Webライターの仕事では、主に次のソフトウェア・ツールを利用します。難しい操作は求められませんが、使ったことのないものは一度使ってみて、基本的な操作を理解しましょう。
- Microsoft Word または Googleドキュメント
原稿の執筆に利用します。
GoogleドキュメントはWordファイルへの変換が可能なので、まずはGoogleドキュメントを使えるようになるのがおすすめです。
ソフトウェアによって納品方法が異なるため、ファイル共有の方法も確認しておきましょう。 - Microsoft Excel または Googleスプレッドシート
執筆前の構成案を管理するために使われます。単純に表として使うだけで、関数などは使いません。入力の基本操作とファイル共有の方法を確認しておきましょう。 - ChatWorkなどのチャットツール
クライアントとのやり取りは、クラウドソーシングサイトのチャット機能またはChatWorkが利用されます。 - クラウドソーシングサイト
フリーランスや個人事業主のWebライターとして働くのであれば、多くの方がクラウドソーシングを利用することになるでしょう。各サイトによって使い方や規約が異なるため、確認しておきましょう。
どのツールでも、基本的に難しい操作はありません。ただし、複数のツールを使うので、いざ使う場面で慌てなくていいように、一度使っておきましょう。
ショートカットキー
ショートカットキーとは、複数のキーを同時に押すことで、特定の操作を素早く行う機能です。マウスでクリックしていくよりも圧倒的に早く操作できるため、よく使う操作はショートカットキーを覚えておきましょう。
- 「Ctrl+S」…保存/上書き保存
- 「Ctrl+C」…コピー
- 「Ctrl+V」…ペースト(コピーした内容の貼り付け)
文章力(Webライティング)
Webライターに求められる文章力とは、具体的には「Webライティング」のことを指します。
Webライティングとは、Web検索する読者に向けて、読者が知りたい情報をわかりやすく伝えるためのライティング手法です。
いわば、情報を正しく、わかりやすく伝えるための文章だといえます。
Webライティングの基本的な方法論は確立されており、多数の書籍や講座があります。書籍を活用すれば、独学で学ぶことも可能です。
ただし、独学でWebライティングを学ぶ際には、自身の文章力を客観的に判断するために、フィードバックをもらう機会を作りましょう。
書き手は文章を見慣れてしまうため、どうしても自分では文章の改善点を見つけづらいものです。
他者に文章を読んでもらい、感想やアドバイスをもらうことが、文章力アップの近道となります!
始めは家族や友人といった身近な人に、文章を読んでもらうのでも構いません。特別なスキルはなくとも、まず大事な「わかりやすいかどうか」の判断はしてもらえます。
Webの記事も、読み手はライターではないですからね。
スキルアップのために「具体的なアドバイスがほしい」という方は、Webライティングの知識を有している人に文章を見てもらい、フィードバックをもらいましょう。求める内容や掛けられる費用に応じて、次のような方法があります。
Webライター養成スクールに申し込む
⭕体系化されたカリキュラムで、効率的にプロレベルまでスキルアップすることが可能
⭕コースによっては、基本のWebライティングだけでなく、SEOやセールスライティングといった内容も学べる
❌数万円〜数十万円のまとまった支払いが発生する
費用は掛かるものの、確実にスキルアップできるのがスクールの魅力です。
さまざまなスクールがあるため、費用だけなく内容をしっかりと確認した上で申し込みましょう。初心者の方には、仕事の斡旋があるスクールがおすすめです。
ハンドメイドチャンネルの「 ブログライター体験募集 」に申し込む
⭕超初心者は税込み3.3万円、初心者は税込み2.2万円、少し経験ありは税込み1.1万円、と低価格
⭕低価格ながらも、マニュアルが用意されていたり、マンツーマンサポートを受けられたりと、指導内容が充実している
❌Webライターとして最低限(基本)の内容しか学べない
こちらもスクールの一種ではありますが、本腰を入れて学習するというよりも「ライター体験」に重きをおいているのが「ブログライター体験」の特徴です。
ハンドメイドチャンネルのブログライター体験は、一般社団法人が運営しており、自社(ハンドメイドチャンネル)のライター確保も目的としているため、低価格でコスパに優れています。「体験」とうたっていますが、しっかりとしたマニュアルが用意され、多くの学びを得られるプログラムです。
スキルマーケット「ココナラ(文章・記事の書き方・アドバイス) 」で依頼する
⭕自分の要望に合わせて講師や指導内容を選べるため、自由度が高い
⭕単発で依頼しやすい
❌講師の実力や指導内容に見合う価格かなどが、初心者には判断しづらい
ココナラは個人がスキルを販売するマーケットプレイスで、色々な仕事を販売したり、依頼することができます。文章の書き方指導も販売されているため、チェックしてみましょう。
ココナラでは、「3000字程度の文章に対してアドバイスします」「1時間、スキルアップのための指導をします」といった切り出し・単発の作業が多いため、必要な内容だけを低価格で依頼できるのが特徴です。
無料登録ですべての販売サービスを見ることができるため、まずは登録することをおすすめします。
ビジネスマナー
基本的なビジネスマナーも必要です。特に、社会人経験がない方は、書籍などを使ってビジネスマナーの基本を学んでおきましょう。
- 丁寧な言葉遣い
- 小まめな報告・相談・連絡の実施
- 納期の厳守
一方で、会社員経験があり、メールでのやり取りに慣れている方は、クライアントとのチャットでのやり取りに戸惑うかもしれません。一般的にチャットでのやり取りでは、メールほど堅苦しいやり取りはしないからです。
クライアントとのコミュニケーションについては、こちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
著作権の知識
Webライターの仕事にいちばん大きく関係する法律が「著作権」です。法律違反をしてしまうと、仕事どころではありません。必ず理解したうえで、仕事を始めるようにしましょう。
例えば、Webライターが書く記事は「著作物」にあたります。
ここで注意が必要なのが、納品では記事そのものと共に、「著作権」もクライアントに譲渡することです。つまり「書いた記事や文章を使う権利」をクライアントに渡すことになり、納品後は、たとえ自分が書いた文章であっても勝手に使うことはできません。
クライアントの許可なく、納品済みの記事を実績として紹介したり、記事の一部(例えば用語の定義や説明など)を別の記事に使い回すことは著作権法違反となる可能性があります。
「知らなかった」では済まされません。
正しく、しっかりと理解した上で仕事を始めましょう。
コピペの知識
著作権にも関係しますが、Webライターの仕事ではコピペは厳禁です。コピペは著作権の侵害にあたり、コピペがばれれば一発退場ものです。
「コピー・アンド・ペーストしなければ、いいんでしょ?」と思うかもしれませんが、実は違います。文章の末尾を変えたとしても、コピペに該当することがあるのです。
記事の作成では、他の記事といったWebの情報を参考にすることが多々あります。その中で初心者は、他の記事を参考にしつつも書き直しているつもりでも、意図せずコピペに該当する行為を行ってしまうことが少なくないのです。
コピペについては、こちらの記事で詳細に解説しているため、詳しくは知らないという方は参考にしてください。
Webライターとして「一人前」になるためのスキルと知識

Webライター初心者レベルで紹介したスキルでは、Webライティングの一連の仕事の中でも「執筆」しか請け負えません。Webライティングの仕事をひと通り請け負えるようになるために必要なスキルを解説します。
- 構成作成・執筆・画像選定といったWebライティングのひと通りの工程を請け負える
- 文字単価1.5〜2.0円の案件を受注できる
リサーチ力
Webライターの仕事は、文章を書くために「必要な情報を集める」ことから始まります。「必要な情報は何か」「調べた情報は信頼できるか」などを考えたり確認したりしながら、記事制作の材料を揃えるのです。
最初のうちは、リサーチに時間が掛かりすぎて、時給換算したときの賃金が安いことに落ち込むかもしれません。しかし、まずは時間を気にせず十分にリサーチし、質の高い記事制作をめざしましょう。
記事の質が低いと、そもそもお金になりません。
まずは文字単価2.0円を目安に、記事の品質に対する評価をもらえることが重要です。記事の品質をクリアできたら、効率化を図り、時給換算の賃金を上げていきましょう!
Webライターの効率的なリサーチ方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
ちなみに、リサーチはネットサーフィンではありません。
「いつもなんとな〜く調べて書いている」という方は要注意です。
構成力
記事に必要な情報を集めてきたら、それを読者にわかりやすく伝えるために構成を作成します。
構成(目次)とは、説明の流れや各項目で記載するトピックスをまとめたものです。
記載する要素を書き出すことでコンテンツの過不足を確認でき、わかりやすい説明の流れを検討しやすくなります。また、クライアントとの認識共有にも役立ちます。
はじめは構成作成を難しく感じるかもしれません。しかし、ある程度、わかりやすい記事の流れや含んでおくと良いコンテンツ内容は決まっているものです。慣れれば効率的に作成できます。
構成の作成方法ついて、詳しくは次の記事を参考にしてください。
SEOの基礎知識
Web上の情報は、Web検索で何位に表示されるかによって、閲覧されるかどうか(読まれるかどうか)が大きく変わってきます。そのため重要なのがSEO(検索エンジン最適化・Search Engine Optimization)です。
SEOとは、簡単に説明するとGoogle検索などの検索エンジンで上位表示させるための施策のことです。例えば、ユーザーが検索時に入力するであろうキーワードを記事のタイトルに含めておく、ということも当たり前ですがSEOにとって必要なことです。
SEOには専門資格もありますが、必ずしも資格は要りません。基本的な概念や使われる言葉を理解するようにしましょう。
画像選定力
Webサイトでは、文字の説明ばかりが続くよりも、途中で画像や写真といった要素が入る方が記事を読みやすくなります。これらの画像や写真の選定も、Webライターが請け負うことがあります。
仕事として画像選定を含むかどうかは案件によって異なり、私の所感では「半々」といった印象です。
多くの場合、クライアントから画像サイトを指定され、そのサイトから記事に合う画像を選びます。基本的には、画像サイト内でキーワード検索して、記事の内容にふさわしい画像を選べば大丈夫です。
画像選定の作業自体は難しくないため、あまり気負わずに請け負っても大丈夫でしょう。ただし、慣れないうちは良い画像が見つからず、思いの外、時間がかかってしまうこともあります。はじめて画像選定する際には、余裕をもったスケジュールを組むようにしましょう。
中には「Webライターの方で画像を用意してください」という案件もあります。
この場合、自身で規約等を確認して画像サイトと契約する必要があります。十分に規約を理解したうえで、契約するようにしましょう。

文章を書いた分だけスキルアップする
前提スキルをクリアしたなら、まずは「Webライティングのスキル」を磨くことに集中しましょう。稼げるWebライターになれるかどうかの第一関門が、Webライティングスキルの習得です。
筆者は、Webライターの仕事、Webライティングは「技術職」だと考えます。トレーニングによって鍛えられ、より専門化していく仕事です。そのため、Webライティングのスキルを磨くためには「文章を書く→フィードバックをもらう→改善する(文章を書く)」というトレーニングが有効です。
Webライティングのスキルを磨く中で、なかなか成果がでなかったり、厳しい指摘を受けて落ち込んだりすることがあるかもしれません。しかし、書いた分だけ、あなたは着実にスキルアップしています。あきらめずに頑張ってください!!