はじめの1歩

【テンプレ有】採用されるWebライターの提案文の書き方

はじめの1歩
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「数々の案件に応募してきたけれど、全然、採用されない(泣)」
「応募のときの提案文って、何を書けばいいの?書き方のコツはあるの?

クラウドワークスの応募欄のメッセージや、ランサーズの提案文など、クラウドソーシングサイトでの案件応募に欠かせない提案文。案件の内容に応じてなんとなく書いているけれど、採用されずに困っているWebライター初心者の方は多いのではないでしょうか。

実は、案件応募の提案文で記載する内容は決まっています。これまで提案を採用されなかったWebライターの方は、必要な情報が欠けていたり、逆効果アピールをしている可能性があるのです。

この記事では、Webライターの提案文の書き方について、例文を用いながら作成のコツを解説します。効果的な提案文を書けるようになって、案件の獲得率アップを目指しましょう!

提案文に必要なのは「クライアントが知りたい」情報ぜんぶ

Webライティングでは、読者目線で記事を作成しますが、提案文も同じです。読者であるクライアントの目線で、知りたい情報が記載された提案文を作成するようにしましょう。

では、クライアントが知りたい情報とは何でしょうか。

基本的に応募要項には、ワーカーに対して応募時に書いてほしい情報が掲載されています。しかし難しいのが、クライアントが応募要項に記載した求める情報は「最低限」であり、その情報だけでは採用するかどうかを決められないケースが多いということです。

Webライターを募集するクライアントの立場で考えてみましょう。

多数の応募がある場合、クライアントはまず、募集要項を満たしているかを判断します。しかし、提案文のほとんどは、最低限の条件は満たしていることでしょう。そのため次のステップからは、詳細なプロフィールや具体的な提案内容など、より細かい情報を見ていくことになります。

採用されない提案文は、応募条件をクリアしていても、一次以降の選考ステップに耐えられないケースが多いのです。つまり、クライアントとしては良し悪しを判断できない、情報不足の状態といえます。

採用されない提案文には、「書いている内容が良くない」という理由のほかに、「書いている内容が足りないため判断できない」というものも多いのです。

だからといって、「とにかく沢山の情報を詰め込んで、長い提案文にすればよい」わけではありません。冒頭で述べたとおり、Webライターがアピールしたいことではなく、クライアントが欲しい情報を書くことが重要です。

多少の差はあれど、Webライターの募集時にクライアントが求める情報はおおむね決まっています。そのため、基本となる提案文の書き方を理解すれば、選考プロセスに残りやすく、採用率アップにつながるのです。

Webライターの採用は、8割以上が提案文で決まるとも言われています。
いま一度、提案文の書き方を見直してみましょう!

提案文を書く前に必要なこと

提案文を書く前に「プロフィールページの充実」と「応募要項の確認」を必ず行うようにしましょう。

「プロフィールページは提案文とは関係ないのでは?」と思われがちですが、実はとても重要です。

プロフィールページを充実させておく

選考プロセスが進むほど、クライアントはより詳細なWebライターの情報を欲しがるようになります。また、最終候補者については、別の側面からの情報がほしいと思うことでしょう。

その際に閲覧されるのがクラウドソーシングサイトの「プロフィールページ」です。応募先のクライアントはプロフィールページを見て、過去の案件の実績やクライアントからの評価など、細かい情報を確認します。

いくら応募文が完璧でもプロフィールページがスカスカだと、「応募文で書かれている内容は、プロフィールページでは掲載できない、公にできないような情報なのか……?」といった疑念を持たれかねません。

プロフィールページの作成にもノウハウがあります!プロフィールがスカスカという方は、まず以下の記事を参考にプロフィールページを充実させるようにしましょう。

応募要項をしっかりと確認する

応募要項もしっかりと案件ごとに確認するようにしましょう。意図しない条件での応募や、認識の相違を避けるために大切です。

例えば、募集では魅力的な本採用の条件を提示しているものの、採用前のテストライティングは雀の涙といった悪質なケースもあります。
また、テストライティングのスケジュールは考慮していなかった、なんてことにならないように注意しましょう。

応募要項を読み込むことは、提案文に書く内容の情報収集としても役立ちます

応募要項には、絶対に外せない条件や、できれば希望する内容などが掲載されています。魅力的な提案文を作成するためには、まずクライアントの要望を知ることが大切です。

応募要項を読み込み、基本的な条件から、案件の目的、クライアントの要望まで理解するようにしましょう。

【例文】Webライターの提案文の例

それでは、提案文の作成について解説していきます。まず、提案文の例文を掲載しますので、採用される提案文とはどのような内容なのか確認してみましょう。

提案文に記載する項目についてクライアントから指定がある場合には、その項目や記載順序に従いましょう。
内容を付け足したい場合は、選考時の邪魔にならないように、指定された内容の後に付け加えるようにします。

水色太字は、各項目のポイントです。ポイントの詳細については、次章で解説します。

#(全体)ポイント①箇条書きや記号を使って見やすくする

〇〇様
はじめまして。福岡で専業のWEBライターをしている〇〇と申します。

#ポイント②理解した内容を伝える
現在募集されている「(案件名)」に応募いたします。
BtoB仕入れサイトの新規オウンドメディアを立ち上げとのことで、ぜひ記事制作に貢献できればと思っています。テストライティングの記事テーマ一覧を拝見し、BtoBでの仕入れに関して必要な知識や役立つノウハウなどを発信し、サイト利用につなげることが目的だと理解しています。

#ポイント③募集内容に対して貢献できることを伝える
私はこれまでに複数のオウンドメディアにて、記事制作を行って参りました。
過去に営業職をしていたこともあり、正確で役立つ情報をフラットな視点で読者に伝えつつも、企業やサービスの魅力に話をつなげ、企業活動に貢献することを得意としています。
また、SEOに関する資格も有しておりますので、御社のオウンドメディア戦略においても力になれればと思っています。

#ポイント④実績を示す
■これまでの実績
・「記事タイトル」(URL)
今話題のXXに関する記事です。初心者向けに具体的なステップをわかりやすく説明しています。
・サンプル記事「記事タイトル」(URL)
・WordPressブログ「ブログタイトル」(URL)
・note「記事タイトル」(URL)

■保有資格
・SEO検定 ◯級(20XX年 取得)
・XX検定 ◯級(20XX年 取得)

■主な経歴
・20XX年:〇〇大学〇〇学部 卒業
・20XX年〜20XX年:〇〇系企業にて営業職に従事
・20XX年〜現在:フリーランスの専業Webライターとして活動

#ポイント⑤対応できるスケジュールを提示する
■執筆可能な記事数
1週間に2本(~10000文字程度)

■稼働時間と連絡可能な時間帯
・平日9時~17時
・チャット等でのご連絡は稼働日に関わらず、上記以外の時間帯でも対応しております。
・緊急のご連絡やご要望には可能な限り柔軟に対応いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

■対応可能な業務
募集内容の他にもお役に立てることがありましたら、お気軽にご相談ください。
・SEO記事の執筆(ジャンル問わず対応します)
・WordPress入稿
・記事の構成作成
・画像の作成・選定
・インタビュー記事の制作(企画・インタビュー実施・執筆)


ポイント⑥見えない要望に応える
#ポイント⑦仕事の姿勢を示す
ご連絡いただいた際には、原則、当日中に返信しております。
また、ご依頼については納期前日までに納品し、分納への対応も可能です。

まずはテストライティングにて、ぜひ制作した記事の品質や実力をご確認ください。
記事にご満足いただけましたら、長期的なお付き合いを念頭にご契約いただけますと幸いです。
ご検討のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

採用される提案文にするための7つのポイント

例文を読んだ印象はいかがでしょうか?
「意外に長い」といった印象や、「こんな項目までいるの?」といった疑問を持ったかもしれません。

例文で記載した項目には、それぞれに重要な意味があります。ここでは、採用される提案文にするための7つのポイントを解説します。

ポイント①箇条書きや記号を使って見やすくする

クライアントは1つの応募に対して、何十通、何百通もの提案文を読みます。そのため、まずは「見やすい」提案文にすることを心がけましょう。

例えば文章がつらつらと続く提案文は、読む気にならず、内容に関係なく落とされることもあるでしょう。

箇条書きや記号を使ってトピックスや内容の区切りを伝え、クライアントが知りたい情報を楽に確認できる状態にするのが理想です。

ポイント②理解した内容を伝える

しっかりと募集要項を読んで内容を理解していることを伝えるために、仕事内容とその目的を簡潔に書いておきましょう。簡単な内容でも改めて記載しておくことで、初めてそのWebライターとコミュニケーションを取るクライアントは安心感を得られます

ポイント③募集内容に対して貢献できることを伝える

募集内容に対して、どのように貢献できるのかを伝えましょう。自身の強みや過去の経験などから、その案件にちょうどフィットする内容を書けるとベストです。

特別なことではなく、当たり障りの無い内容で構いません

多くの案件では、クライアントは超一流のWebライターを探しているわけではなく、一定レベルを超えるWebライターを複数確保したいと考えています。そのレベルを超えればOKなのです。

過度なアピールよりも、堅実にできることを書くようにしましょう。

ポイント④実績を示す

Webライター初心者の方は「提示できる実績がなくて困る」と思うかもしれません。しかし、実績として提示できるのは過去に執筆した記事だけでなく、個人で運営しているブログやサンプル記事、noteの記事などもあります。

過去に納品した記事を実績として利用する場合にはクライアントの許可が必要です。
納品物の著作権はクライアントにあるため、いくら自身が執筆した記事でも、無断利用は法律違反です。絶対に止めましょう。

まだ仕事を請け負っていない方も、自身で用意できるサンプル記事は用意しておきましょう。サンプル記事は受け付けてもらえない場合もありますが、何もないよりは選考での判断材料になります。

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「納品した記事の利用許可をクライアントに取っていない」「まだ仕事していなくて実績がない」など、実績作りでお困りの方は、ハンドメイドチャンネルのブログライター体験がおすすめです。

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2.2万円でスキルアップと営業に使える実績が手に入るチャンスです。
これまで費用の高さなどからスクールを躊躇していた方も、一度検討してみてはいかがでしょうか?

資格も忘れずに書こう

Webライティングや執筆テーマに関する資格を持っている場合は、保有資格として記載しましょう。

クラウドワークスの「Webライター検定」ランサーズの「Webライティング技能検定試験」など、クラウドソーシングサイトの検定を受けるのもおすすめです。

クラウドソーシングサイトの検定の場合、Webライターのプロフィールページに検定合格者であることを目立つかたちで表示してくれます。級によっては無料で自宅から気軽に受験できるので、ぜひチャレンジしてみましょう。

ポイント⑤対応できるスケジュールを提示する

募集要項にスケジュールが掲載されていない場合でも、受注した際を想定して、週にどの程度の作業ができそうか、依頼から何日後に納品が可能かといったスケジュール感を提示します。

もちろん、依頼日が決まっているわけではないため、正確でなくて構いません。クライアントに稼働状況を伝えることで、過度な期待を生じさせたり、認識の相違を回避できたりします。

ポイント⑥見えない要望に応える

クライアントは応募者を増やすために、応募要項では「最低限」の応募資格を設定します。しかし実際には、「できれば……」と望んでいる内容があるはずです。

そのような必須ではないクライアントの要望にも応えられたら、採用率は上がります。要望を汲むには経験が必要ですが、ここでは見えない要望のよくあるパターンを2つ、ご紹介します。

【例】「継続あり」という文言がある
「継続あり」「長期契約あり」といった文言は、Webライターに対して継続という魅力をちらつかせているだけではありません。クライアントとしても、採用の手間を減らすために、長期で請け負えるWebライターを探しているのです。

【例】新規メディアを立ち上げるケース
新規メディアの立ち上げでは、100本単位の記事制作が必要になることも珍しくありません。
「専従できます」「毎週5本の分納で、月に20本」といった、量を請け負えるアピールは魅力的な可能性があります。

無理のない範囲で提案しましょう!

「見えない要望を理解するのは難しいし、間違っている可能性もあるんじゃないの?」と思うかも知れません。

しかし「クライアントの要望を汲み取ろうとしている」「積極的に提案してくれる」という姿勢は伝えられます。可能性をフルに考慮して、自分にできることはないかを考えてみましょう。

あまりにポイントのズレた提案だと、逆に採用率が下がるかもしれません。
突拍子もないことや無鉄砲な提案は止めましょう。

ポイント⑦仕事の姿勢を示す

最後の挨拶文の中では、仕事に対する姿勢を示して、提案文を締めくくるのがおすすめです。

例文では、スピーディーな返信をアピールしていますが、もちろん同じでなくて構いません。丁寧なコミュニケーションなど、当たり前とされることでも改めて記載することで、好感度が増しますよ。

提案文で避けるべきNG5選

前章では提案文を書く際のポイントを説明しましたが、提案文では避けたいポイントもあります。提案文でNGとされる5つの内容について解説します。

NG①初心者・未経験者だと伝える

「不手際があるかもしれないから、あらかじめちゃんと、初心者だと伝えておこう……」と思っていませんか?

初心者や未経験者といった表現は、使わないようにしましょう。初心者または未経験者であることのアピールは、基本的に仕事を頼む側にとっては「不安材料」になるためです。

弁護士や医師に仕事を頼むのに「初心者ですが、頑張るのでよろしくお願いします!!何かあったら協力してください!!」と言われたら、不安で仕方ないですよね……。

「初心者OKの表記がある募集なら、自身が初心者だと伝えてもよいのでは?」と思うかも知れませんが、止めましょう。クライアントとしては「応募数を増やしたいから、対象を初心者まで広げているだけで、初心者を採用したいわけではない」のです。

Webライターとして仕事を請け負うつもりなのであれば、記事の作成についてはプロ意識を持ち、初心者や未経験者であることが伝わらない提案文にしましょう。

また、直接的に初心者・未経験者と記載しなくても、間接的に初心者であることがバレてしまうような表現もあります。下記に示す表現は提案文において使わないようにしましょう。

初心者・未経験者であることがバレる表現
  • 「初心者」「未経験者」「駆け出し」「未熟者」といった表現
  • 「まだまだ経験不足ではありますが……」といった、妙にへりくだった文章
  • 「精一杯頑張ります!」「やる気は誰にも負けません」といった精神的なアピール

「やる気」や「頑張り」といった精神的なアピールは、具体的な仕事の姿勢として表しましょう。例えば「納期前日に納品します」「丁寧なコミュニケーションを心がけています」といったかたちです。

精神的なアピールだけでは、実力が伴わない印象や、仕事に対する具体的な責任を取れない、といった印象を与える可能性があるため避けましょう。

NG②誤字脱字

提案文はお金をもらって作成する記事ではないため、通常の記事作成と比べれば簡単な目視のチェックのみで応募している、という方もいるのではないでしょうか。

しかし、私たちはWebライターです。Webライターに誤字脱字はご法度です。提案文であっても、誤字脱字がないようにしっかりと確認しましょう。

面倒でも、誤字脱字をチェックしてくれる「Enno」でチェックしよう!

NG③使いまわし「感」のある提案文

使い回されている営業文やメッセージなどは、真剣さのない手抜きの印象をクライアントに与えてしまいます。

しかし一方で、応募する側のWebライターとしては、提案文の内容を毎回すべて書き直していたら大変で、ひな形を使いたいのも事実です。提案文のひな形を作成したら、次のコツを使って、提案文を使いまわしている印象を与えないようにしましょう。

提案文で使いまわし感を与えないコツ

募集内容に合わせたオリジナルの内容は「前半」に、
実績や条件の提示などコピペの内容は「後半」に配置する

クライアントは基本的に上から順に文章を読んでいきます。そのため、提案文の前半が募集内容に沿ったオリジナルの内容であれば、最初に真摯な姿勢を印象付けられます。その結果、後半部分にコピペの項目が続いても事務連絡として「フラットな視点」で見てもらいやすく、ネガティブな印象を与えづらくなるのです。

NG④意図不明・不必要な情報の提示

アピールできる要素は何でも記載するほうがよいと思うかもしれませんが、募集内容と全く紐付けられないのであれば、記載しないようにしましょう。

例えば、ショベルカーの運転免許を持っていて、子育てサイトの記事制作案件に応募するとしましょう。いくら免許を持っているからといって、説明無しに保有資格としてショベルカーの運転免許と書いても意味はありません。

それどころか「なぜ、わざわざ記載したのか」とクライアントを不安にさせたり、「別の提案文の使いまわしなのでは?」という疑念を持たれる可能性もあります。そのため、不必要なアピールは控えましょう。

もちろん、ショベルカーの運転免許の補足説明として「建機好きで子供向けの建機イベントの記事やレポも書けます」といったアピールに話をつなげられるのであれば、ぜひ記載しましょう

自己アピールは、クライアント側のメリットにつながってはじめて、アピールになるのです。やみくもに何でも記載するのは止めましょう。

NG⑤虚偽の実績・実績の盛りすぎ

「どうせ相手には確認できないだろうから」と実績を盛って提示したり、虚偽の内容を伝えたりするのは絶対に止めましょう。提示した実績ほどの実力がないことは、仕事を通してバレます。契約後のトラブルにもつながりかねないため、嘘をつくのは止めましょう。

継続的な改善が大切

残念ながら、提案文が採用されなかった理由を教えてくれるクライアントはいません。そのため、一つひとつ提案文を改善しながら、応募を続けていくことが大切です。

決して、採用されたいからといって無理な提案をしたり、無茶な要求をのんだりする必要はありません!提案文の目的やクライアント目線を知り、求められる提案文を書けば、おのずと採用率は上がります。

焦る気持ちを抑えて、1つ1つ改善を続けていくようにしましょう。応援しています!

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