「Webライターを始めたけれど、どのように仕事を取ってくればいいのかわからない」
「クラウドソーシングだと仕事が取れない……。他にも営業先ってあるの？」
Webライターを始めたばかりの方は、仕事の探し方やどのように仕事を取ってくればよいのか悩むのではないでしょうか。Webライターの仕事を探す場はクラウドソーシング以外にも色々とあり、探し方によって仕事の取り方も変わってきます。
この記事では、Webライター初心者におすすめの仕事の取り方について解説します。また、良い案件を獲得するためのコツや、受注率アップにつながる取り組み5選を説明していますので、ぜひ営業活動や案件獲得に役立ててください！
Webライター初心者におすすめの仕事の取り方
Webライターの営業先は、クラウドソーシングだけではありません。ここでは、Webライター初心者におすすめな仕事の取り方として、次の方法をご紹介します。
- クラウドソーシングを利用する
- 案件紹介付きのWebライター養成講座を利用する
- 求人サイトを利用する
- Webメディアに応募する
- Web制作会社に応募する
- SNSを利用する
それぞれの方法を詳しく見ていきましょう。
クラウドソーシングを利用する
Webライター初心者の方は、クラウドワークス・ランサーズ・ココナラといった、まずはクラウドソーシングの利用がおすすめです。手軽に仕事を見つけられ、初心者向けの仕事も多く掲載されています。
中には、「クラウドソーシングは危ない」というイメージを持っている方もいるかもしれません。しかし、有名大手のクラウドソーシングサイトであれば、詐欺や未払いへの対応などがしっかりしており、最近は安全性も高まっています。
デメリットとしては、手数料が高く、初心者向けの案件は報酬が比較的低い点です。あまりに低い報酬の案件は悪質である可能性が高いため避けるほうがよいですが、標準より安い価格帯でもまずは実績の件数を積みたい、という初心者の方にとっては大いに役立つでしょう。
大手クラウドソーシングサイトは、案件数や受注金額が少ないと手数料が高くなりがちです。
そのため、受注金額の少ない初心者の方には「Bizseek 
（ビズシーク）」がおすすめ。業界最安級の手数料（5〜10％）で、未払いの心配なく働けます。
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案件紹介付きのWebライター養成講座を利用する
Webライティングのスキルに課題がある方は、案件紹介尽きのWebライター養成講座を受講するのがおすすめです。講座を受講することでライティングスキルが身につき、受講後には案件を紹介してもらえるため実績を積めます。
Webライティングのスキルは独学でも身につけられます。そのため、まだ稼いでもいないのに講座を受けるのはもったいない…と感じるかもしれません。しかし、整ったカリキュラムでの学びや記事の添削といったサポートがあると、圧倒的に効率よくライティングスキルを身につけられます。
また、第三者（クライアント）から見たときに、同じ初心者でも独学のライターと講座修了者とがいる場合、どちらの方が安心して仕事を任せられるでしょうか？
実績がないもの同士であれば、学んだ内容が明確な講座修了者の方が安心感があります。こういったことも踏まえ、初心者の方は案件紹介付きのWebライター講座の受講も検討してみてください。
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求人サイトを利用する
Wantedlyをはじめとした求人サイトを利用するのも手です。
少し検索して見るだけでも、ライターの求人は多いことに気づきます。在宅だけでなく、常駐や正社員といった幅広い働き方の求人もあります。
特に、現在はフリーランスだけれど、今後は正社員も考えているという方は求人サイトを随時チェックするのがおすすめです。
Webメディアに応募する
Webサイトなどを運営するメディアでは、求人サイト以外にも、自社のサイトで直接、求人を募集していることがあります。
メディアにライターとして所属した場合、記名記事としてライター名を出してもらえることも。記名記事は実績としてアピールしやすいため、記名記事があると営業力が大幅にアップします。
また、自分が普段から読んでいるメディアでライター採用されるとやる気も出るので、Webライターの仕事をより楽しみながら続けられるかもしれません。まずは検索サイトで「（分野）メディア ライター募集」などで検索してみてください。
Web制作会社に応募する
さまざまなメディアから仕事の依頼を受けるWeb制作会社やSEO会社、編集プロダクションに応募するという手もあります。採用されれば、案件が豊富なので一定量の仕事につながり、収入が安定しやすくなります。
また、編集者やディレクターと一緒に仕事をすることで、ライティングの枠を超えてプロのノウハウを吸収できるでしょう。今後のキャリアプランを考えるのにも役立ちます。
「ライター募集 Web制作会社」などで検索してみてください。
SNSを利用する
最近では、TwitterやInstagramといったSNSを活用して仕事を探すケースも多くなっています。発注側もSNSでWebライターを募集していることも多く、「#ライター募集」で検索してみましょう。
SNSでの直接契約では、報酬の未払いといったトラブルに注意しましょう。
クラウドソーシングサイトとは異なり、間に第三者をはさまないため、信頼できる相手かどうかを自身でしっかり見極める必要があります。
良い案件を獲得するコツ
仕事においては悪質案件に巻き込まれないだけでなく、少しでも良い案件を獲得したいですよね。ここでは、良い案件を獲得するための次のコツをご紹介します。
- 発注元の評価内容や会社の評判を必ず確認する
- マニュアルありの案件を選ぶ
- 身近な内容や得意分野を選ぶ
- あきらめないで応募し続ける
それでは、それぞれの内容を解説していきます。
発注元の評価内容や会社の評判を必ず確認する
仕事の応募先は、案件の内容だけでなく、必ず発注元の評価や会社の評判を確認しましょう。例えば、クラウドソーシングサイトでは評価を互いにつける仕組みであるため、案件の件数に応じて評価やコメントがあります。
まずは5段階評価で4.5以上の高評価を得ている発注元を検索してみましょう。会社名や事業内容を公表している企業だと、さらに安心です。
しかし、高評価だからといって安心しすぎるのも注意が必要です。評価の数字はあくまでも平均なので、ちらほら悪いレビューがあっても、悪い評価が付きづらい簡単な案件で高評価を圧倒的に獲得していれば、総合的な評価は高くなります。
そのため、多くの応募をすることも大切ですが、応募先は最低限確認するようにしましょう。
初心者のうちは「とりあえず応募！」となりがちですが、悪質案件にあたると、なかなかのダメージを受けるので、しっかりと確認しましょう。
マニュアルありの案件を選ぶ
発注元の中には、マニュアルや執筆のルール、手順書などが用意されているケースがあります。このような発注元は、初心者への対応に慣れており、比較的安心して仕事を進められます。ただし、マニュアルの内容は契約後にしか見られません。そのため、不明点や不安に思う点は、応募前に確認した上で、応募するようにしましょう。
身近な内容や得意分野を選ぶ
身近な内容や得意分野は、Webライターが応募の動機や理由をアピールしやすいので、おすすめです。また、内容や発注元のニーズも理解しやすいため、認識の相違から始まるトラブルを回避できます。
自分にとって身近な内容や得意な分野であれば、書きやすく、楽しみながら執筆を進められるでしょう。
あきらめないで応募し続ける
良さそうな発注元には、当然ながら、応募も多く集まります。そのため、初心者には厳しい不採用通知が多く届きます。クラウドソーシングサイトの採用率は3〜5％といわれているので、採用がいかに難しいかがよく分かります。
でも、こんな採用率ならもうだめだ、と諦める必要はありません。初心者の方は、クラウドソーシングサイトに登録したての方も多く、プロフィール欄が不十分だったり応募文がいまいちなことも多くあります。まずはプロフィールや応募分を見直した上で、あきらめないで応募し続けましょう。
受注率アップにつながる取り組み5選
「応募しても応募しても受注できない……」
Webライター初心者の多くが抱える悩みです。応募件数を増やすとともに必要なのが、応募1件あたりの受注率をアップさせることです。ここでは、受注率アップにつながる取り組みとして次の5つをご紹介します。
- まずはライティングスキルを磨く
- ライティング以外のスキルを身につける
- プロフィールを充実させる
- ブログを始める
- 実績としての利用許可をもらう
それぞれの内容を詳しく解説していきます。
まずはライティングスキルを磨く
まずは何と言っても、良い文章を書くことです。ポートフォリオも営業文もブログも、すべてに文章力が表れます。特に、体系だててライティングを勉強したことがない方は、要注意です。
Webライティングでは、個人的な表現ではなく、わかりやすく正確な文章の作成が求められます。Webライティングに関する書籍も多く出版されているので、まずは一冊手に取ってみましょう。
勉強していくうちに、自分の文章に対するフィードバックが欲しくなるかもしれません。そういった方や、より文章力を磨きたい方はライティング講座の受講もおすすめです。
ライティング以外のスキルを身につける
基本的なライティングスキルが身についたら、次はSEO対策や目次構成の作成、キーワード選定、アイキャッチ画像の作成などもを勉強しましょう。最初からすべて対応できる必要はありませんが、執筆以外のことができれば単価アップや受注率アップにつながります。
この中でも特に強いスキルが「SEO対策」です。
SEO対策とは簡単に言うと、GoogleなどのWeb検索結果の上位に表示させるための施策を講じることです。Google検索のトップに表示されるか、10番目に表示されるかで閲覧数は雲泥の差がでます。
SEOという言葉はクライアントとの会話で登場する機会も多いため、本格的に学ばなくとも、まずは概要を知っておくようにしましょう。
一般社団法人全日本SEO協会が主催する「SEO検定」を受験するのもおすすめです。認定資格を得れば、さらに受注しやすくなりますよ。
自分のペースで学べるWEB資格！【SEO検定】 
プロフィールを充実させる
「プロフィールは最低限の項目を書いていればいいでしょ」「これ以上、プロフィールをどう書けばいいかわからないよ」といった理由で、スカスカのプロフィール欄になっていませんか？
発注元は、応募時の提案文だけでなく、応募者のプロフィールも確認します。
例えばWebライターのあなたが発注元のプロフィールを確認したときに、内容が少ないと不安を覚えることでしょう。発注元も同じです。プロフィールへの記載が少ないことで、このWebライターは信用に足りないと発注元が判断する可能性があります。また、文章「量」を書けないイメージも与えかねません。
プロフィール欄はしっかり内容を充実させておきましょう。プロフィールの詳しい書き方は、こちらの記事を参考にしてください。
ブログを始める
ブログ運営の実績は、応募の際のアピールポイントになります。
ブログ運営はSEO対策を学ぶ必要がありますし、構成作成や画像の選定など、ライティングスキル以外の幅広いスキルを身につけられるからです。
また、定期的に記事を投稿することで、執筆量を増やすことができ、ライティングが速くなるというメリットもあります。
「仕事が来ないから文章を書いていない」という状況はライターにとってはもっての外です！今すぐ、ブログを始めることをおすすめします。
ブログのアクセスが増えれば、スカウトが来ることも。スカウトだと好条件で働けます。
そのため、クラウドソーシングサイトの利用と併せて、ブログを運営するのがおすすめです。
実績としての利用許可をもらう
いつも応募する際に、実績の記載を求められて困っていませんか？ライター初心者の方が忘れがちなのが、納品した記事を実績として利用してよいかという「利用許可」をもらうことです。
制作した記事の著作権は発注元に譲渡するため、自分が書いた記事だからといって勝手に実績として他の人に提示してはいけません。
そのため、自身の実績として利用するためには納品先の企業に許可をもらう必要があります。無事に納品できたら、発注元にダメ元で、今後の営業での利用やポートフォリオへの掲載は可能か、確認してみてください。
「ダメ元」と書いたとおり、ダメと言われるケースが多いです。しかし中には、OKをもらえることもあります。例えばポートフォリオで公開するのはNGだけど、応募文に書くのはOKというケースもあります。応募文に実績として書ければ受注率アップにつながるでしょう。
納品したら実績利用の許可をもらう、ということを忘れないように気をつけましょう。
納品した企業にお伺いを立てるのは面倒と思うかもしれません。しかし、1件でも実績として利用できる案件ができると、受注しやすさが大きく変わります。必ず確認するようにしましょう。
Webライター初心者はいろいろな方法で仕事を獲得しよう！
Webライターの仕事は、いろいろな方法で獲得できます。
自身のやりやすい方法や見つけやすい方法を試してみましょう。悪質案件には注意が必要ですが、仕事を探す先を増やすことで、より良い発注元との出会いや好条件の案件獲得にもつながります。
初心者の方はスキルアップも大切です。高いスキルを持っていれば自ずと仕事はついてきますが、スキルがなければ営業活動を実らせることは困難です。
仕事がないと焦ってしまう気持ちはわかります。しかし、営業ばかりに時間を使いすぎす、自身のスキルを磨くことも忘れないようにしましょう。
