「自分がWebライターをやるとしたら、いくらぐらい稼げるのだろうか？」
「もっと収入を上げられる見込みあるのかな……？」
Webライターは、在宅やフリーランスで仕事しやすく、働き方の自由度が高い職種です。さまざまな仕事内容やキャリアの方がいるため、Webライターの年収の幅は広く、「稼げない」という人もいれば「月収3桁万円」という人もいます。
この記事では、Webライターの平均年収や、収入を決める要素、そして収入の上げ方を解説します。
一口にWebライターといっても、報酬形態や、請け負う仕事の範囲、作成する記事の内容はさまざまです。Webライターの収入に関連する要素を理解して、Webライターとして生計を立てていくための計画や収入アップへの取り組みに役立ててください！
Webライターの平均年収
Webライターとは、Web上で閲覧されることを前提とした記事や文章を書く仕事です。記事のジャンルや内容は多岐に渡ります。
Webライターの平均年収は450万円程度といわれています。国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、日本人の平均年収は458万円であるため、あまり変わりませんね。
ただし、Webライターの平均年収の内容は働き方によって異なる点に注意が必要です。働き方ごとに見てみると、収入の目安は下記のようになります。
- 正社員
月収20万〜30万円程度、ボーナス込みで年収450万円程度
※そのほか、役職手当なども有り - 専業フリーランス
月収10万〜50万円程度、年収120万〜600万円程度 - 副業
月収5万〜20万円程度、年収60〜100万円程度
専業フリーランスや副業の場合、実際には全然稼げない方もいれば、もっと稼げる方もいるでしょうが、その割合は少ないものです。上記の目安で、下限値は初心者でも十分に稼げる額だと考えてください。
Webライターの収入を決める要素
巷では、「Webライターは全然稼げない」といった意見から「Webライターで年収1000万円稼げた」といった意見まであります。Webライターの年収の幅が広いのは確かですが、何が年収に影響しているのでしょうか。
Webライターの年収をまず決める要素には「労働形態」「報酬形態」「仕事内容」の3つが挙げられます。それぞれ詳しく解説します。
もちろん、仕事の「質」や「量」によっても年収は変わります。しかし、ここではそのような個人のスキルは抜いて、まずは契約面で収入に影響する内容をまとめています。
「労働形態」による違い
まずは「正社員」なのか「フリーランス」なのかによって、Webライターの収入は変わってきます。
正社員は収入が安定するのが魅力ですが、規定の範囲を超えた高い年収を目ざすのは難しい傾向にあります。フリーランスの場合、個人のスキルに応じて高い年収もめざせる一方で、実力がなければ収入が不安定になったり思うように稼げなかったりします。
「報酬形態」による違い
フリーランスのWebライターとして働く場合、報酬形態は「文字単価」「記事単価」「時給」のいずれかになります。
文字単価
文字単価は、一文字あたりの価格を決める方法です。単発の契約から継続案件まで幅広く用いられ、0.1円単位で調整されます。
目安としては、初心者は文字単価1.0円、一人前で文字単価2.0円です。専門的な知識やスキルがあれば、さらに文字単価が上がります。
記事単価
記事単価は、一記事あたりの価格を決める方法です。主に、おおよその文字数が決まっているオウンドメディアなどで、複数の記事を一括で発注する際に用いられます。
時給
時給は、一時間あたりの労働単価を決める方法で、パートタイム契約で働く場合などに用いられます。文章作成に関わる複数の仕事内容を依頼したい場合や、企業の勤務時間に合わせて一緒に稼働してほしい場合などに用いられます。
「仕事内容」による違い
Webライターは文章を書くのがベースの仕事ですが、仕事内容には幅があります。
例えば、初心者向けに執筆だけを依頼するものもあれば、インタビューを実施して記事を書くケースも。仕事で対応する幅が広がるほど、収入が高くなります。
Webライターの収入を上げるコツ
Webライターの収入がどのように決まるのかを解説しました。では、実際に収入を上げていくためにはどうすればよいでしょうか。
収入は、単価 ✕ 仕事量 で決まります。そのため、次の2つの方向性で収入アップへの取り組みを検討しましょう。
- 「量」をこなして一ヶ月あたりの執筆量を増やす
- 「専門性」を身につけて単価をアップする
よく「収入アップ」という話では、単価のアップに注目が集まりがちです。しかしWebライター初心者の方にまずおすすめしたいのは、①の量をこなすことです。
知識も大事ですが、知識を実力に定着させるためには練習が欠かせません。自身の持っている知識がしっかりと実力として定着したと感じてから、②のステップに進むのがおすすめです。
それぞれ具体的な内容を説明します。
「量」をこなして一ヶ月あたりの執筆量を増やす
まず、Webライター初心者におすすめしたいのは「執筆の量をこなす」ことです。執筆料Webライターにとって書くことは野球でいうバッティングの練習であり、執筆の基礎体力をつけるために欠かせません。
毎月または毎日の執筆量を振り返ってみてください。
文字単価1.0円の方が1万円稼ぐためには、1万文字書く必要があります。Webライターが文章を書く仕事だと頭では分かっていても、実際に始めてみてあまりの文字量の多さに滅入ってしまう初心者の方は少なくありません。
しかし、始めは怯むような「1万文字」という量も、量をこなしていけば当たり前になります。多くの文章を書くうちにタイピングスピードが上がり、文章の作り方に慣れるため、効率よく書けて負担感が減るのです。
執筆量を増やせれば、それは仕事量を増やすくことになるため、単純に収入も増えます。
Webライター初心者の場合、まずは構成がある状態で一日あたり5000文字を「普通」という感覚で書けるようになることを目指しましょう。
初心者の方にとって一日5000文字は、一日だけできても、毎日となると辛いものです。最初は辛いのですが、しばらくして慣れてくると、一気に楽に書けるようになります！
仕事がそんなにない、という方はブログでも何でもいいので文字数を書き続けましょう。
「専門性」を身につけて単価をアップする
執筆量を確保できた方は、専門性を身につけて、文字単価や記事単価といった単価をアップさせましょう。単価が2倍になれば、単純に報酬も2倍になります。
Webライターが書く記事のジャンルは幅広いため、過去の業務経験や、趣味の取り組みなど、一般よりも専門性を持っている内容であれば何でもアピール材料になります。特段アピールできるような材料がない、という方はSEOを極めるのがおすすめです。
詳しくは、こちらの記事を見てください↓
意外とコスパ良し！初心者にはWebライター養成講座の受講もおすすめ
Webライター初心者の方は、収入アップというよりは「収入の確保」がまず問題になっているかもしれません。一攫千金といった多くを望んでいなくても、一定の収入を確保するのは簡単ではありません。
まず最低限の収入をスムーズに得られるようにしたい、という方はWebライター養成講座の受講がおすすめです。Webライティングは独学でも可能ですが、養成講座の方が効率よくスキルを習得できます。
講座により内容は異なるものの、次の3点の理由により、筆者は独学よりもWebライター養成講座をおすすめしています。
独学は始めやすいものの、独学でWebライターを始めたものの、うまく対応できず辞めてしまう方も少なくないものです。Webライター養成講座を受講するかどうかを迷っている方は、次の記事も参考にしてください。
＼筆者おすすめの初心者向けWebライター養成講座／
自分の性格に合わせた取り組みで収入アップに取り組もう
Webライターは稼げるのか、稼げないのか、という話はよく語られます。稼げる人もいれば稼げない人もいるというのが当然だとしても、Webライターとして働いている方にとっては隣のお財布事情が気になるのも当然のことです。
この記事では、Webライターの平均年収や収入アップに向けた方法を紹介しました。しかし、これはあくまでも一般論です。収入アップに向けて何をするか考える際には、自分の性格に合っているか、モチベーションを維持できそうか、も忘れずに検討してみてください。
