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Webライターから6種類のライター職へのキャリアアップを考える

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Webライターとは、インターネット上で閲覧される記事の文章を書く仕事です。在宅で仕事をしやすく、未経験でも始めやすいことから、Webライターでライター職デビューを果たした方も多いのではないでしょうか。

一方、Webライターの仕事が軌道に乗ってくると、ほかのライター職にも興味が湧いてくることがあります。より専門的なライターのほうが稼ぎやすいものの、同じライター職とは言え、Webライターでの経験がどの程度活かせるのか、気になるものです。

この記事では、Webライターからの6種類のライター職(分野特化型ライター/取材・インタビューライター/シナリオライター/コピーライター/テクニカルライター/UXライター)へのキャリアアップについて解説します。

分野特化型ライターへのキャリアアップ

分野特化型ライターとは

トラベルライター、グルメライター、スポーツライター、金融ライター…など、特定のジャンルや一つのテーマに特化して記事制作を行うライターは数多くいます。この記事では、そのような特化型のライターを「分野特化型ライター」として紹介します。

Webライターが一般的に幅広い分野を扱う一方、分野特化型ライターはジャンルを狭めることで専門性を打ち出しているライター職です。特定分野に関する深い知識を武器に、専門的な内容の記事を書いたり監修を請け負ったりします。

趣味を極めることで、分野特化型のライターになるケースもありますよ!

Webライターから分野特化型ライターになるには

分野特化型のライターは、自身で名乗れば始められるため、始めるハードルは低いといえます。

しかし、仕事の領域を狭めることになるため、「対象とする分野は十分に収益性があるか」「自身に競争力があるか」に注意が必要です。収益の確保については、はじめは通常のWebライターの仕事と並行して仕事を行うことで、問題を回避できるでしょう。

一方、競争力においては、資格など、客観的な評価を得やすいアピール材料があると有利です。過去の経験を他者にもわかりやすく伝えられる資格があれば、積極的に取得しましょう。

取材・インタビューライターへのキャリアアップ

取材・インタビューライターとは

取材ライターとは、店舗やイベントなどの現地に赴いて取材し、その内容を記事にするライター職です。最近は現地取材だけでなく、オンラインでのインタビュー取材も増えています

取材ライターの仕事内容は、所属する企業の体制や依頼内容によって大きく異なります。

例えば、フリーランスの取材ライターの場合、取材先の選定やアポ取り、当日の簡単な写真撮影など、取材に関するあらゆる作業が仕事に含まれる傾向があります。

一方、チーム体制で取材する場合には、アポ取りや撮影は別の方が担当するなど、作業分担するケースが主流です。

Webライターから取材・インタビューライターになるには

Webライターがインタビュースキルを身につけ、取材ライターにキャリアアップするケースは多くあります

記事の掲載先がWebメディアの場合、執筆する文章はWebライティングに則るため、Webライティングのスキルも活かせるためです。

取材ライターにまず求められるスキルは、相手から話を引き出す「インタビュー能力」、そして「臨機応変な対応力」です。

取材できる日時や機会は非常に限られます。そのため、トラブルの発生などで段取りどおりに進まない場合にも、時間内にできるだけ情報を得られるように対応することが求められるのです。

「インタビュー」と聞くと身構えてしまうかもしれませんが、スキルは練習すれば身につきます!
話を聞くのが好きな人は、おすすめのライター職です。

取材ライターになるために必要な資格はありません。

しかし、独学でインタビュースキルを習得したり、インタビューの練習の場を設けるのは難しい面があります。Webライターから取材ライターに転身したい場合には、実践的な練習の場を設けられる取材ライターの養成講座を受講するのが効率的でしょう。

「😥スクールは高いんでしょ?気が進まないよ……」という、あなた👀

インタビュー記事の報酬相場は、30,000〜50,000円程度といわれます。
1件あたりの報酬が高いのは、それだけ難しいスキルだからです。

もちろん独学で身につく部分もあるでしょうが、効率的にスキルを身に着けて短期間で収益化できれば、スクール費用は十分に元を取れます!

すでにWebライティングができる方は、取材ライターの育成に特化したコースを選ぶとコスパが上がりますよ。
たとえば、メイカラの「取材ライターコース 」がおすすめです。

フリーランスの取材ライターとして活躍する現役講師に、マンツーマンで手厚い指導を受けられます。
基本プランは一括払いなら179,800円で3ヶ月間のサポートを受けられます。

すでにWebライターとして働いているなら、多くの方が3ヶ月以内に取材案件を獲得できているとのこと!基本プランで仕事が軌道に乗れば、数ヶ月でスクール費用の元が取れるでしょう。

メイカラ|取材ライターコース

シナリオライターへのキャリアアップ

シナリオライターとは

シナリオライターは、物語やゲームなどの脚本を執筆するライター職です。Webライターの方に馴染みがあるのはYouTube動画のシナリオかもしれません。

YouTube動画のシナリオ制作では、大まかなストーリーやキャラクターの設定などを元に、具体的な話の進行や台本を作成します。動画の最後まで、視聴者が興味を失わずに楽しんで見続けられるような台本設計が求められます。

Webライターからシナリオライターになるには

シナリオライターになるために必要な資格はありません。しかし、「シナリオライティング」とよばれる専門的なスキルが求められます。

例えば、Webライティングでは結論を最初に書くのが鉄則とされますが、シナリオでは起承転結で話を進めるのが基本です。また、最終的に視聴者は文字ではなく映像を見るため、同音異義語にも注意が必要です。

そのため、多くの方は大学や専門学校でシナリオライティングを学んだのち、企業に就職したり、フリーランスで活動したりします。

短編動画、長編動画、演劇など、映像の種類によっても異なる点があるため、最終的な目標に合わせてスクールや講座を受講するようにしましょう

独学で勉強し、シナリオライターの仕事を請け負ってみたいという方は、YouTube動画のシナリオ作成にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。YouTube動画のシナリオ制作の場合、クラウドソーシングサイトでは未経験者の募集も多いためです。

ただし、YouTube動画のシナリオ作成においては、報酬や作業内容が案件によって大きく異なるため、悪質な案件でないかをしっかりと確認するようにしましょう。

コピーライターへのキャリアアップ

コピーライターとは

コピーライターは、商品やサービスのキャッチコピーを考える仕事です。キャッチコピーは短いフレーズで読者を惹きつけ、商品・サービスへの興味や好感を持ってもらうことを目的としています。

コピーライティングは、文章表現の自由度が高いのが特徴です。表現力の高さを活かして文章を制作したい、という方に向いているでしょう。

Webライターからコピーライターになるには

コピーライターになるために必要な資格はありません。「コピーライティング」という専門的なスキルを求められます。

コピーライティングはクリエイティブな文章表現が求められるため、客観的な説明文章であるWebライティングとは大きく異なります。

また、コピーライターは新卒採用でコピーライティングのスキルを磨くことが多く、中途採用でも経験者が求められる傾向にあります。そのため、コピーライターとして就職を考える場合には、専門学校や養成講座に通ってスキルや実績を積み、仕事を斡旋してもらうのがおすすめです。

一方で、クラウドソーシングサイトでは、コンペ形式でキャッチコピーが募集されていること少なくありません。魅力的な文言でキャッチコピーの質が高ければ、実績がなくとも採用される可能性があります。まずは気軽に応募してみるのもよいでしょう。

ただし、コンペへの応募だけでは、落ちた場合に理由がわかりません。気軽にチャレンジできる反面、スキルアップの環境としては難しい面があります。

テクニカルライターへのキャリアップ

テクニカルライターとは

テクニカルライターは、ITなどの専門的な技術に関する文章を正確にわかりやすく書く仕事です。例えば、仕様書といった文書から、IT製品のマニュアルを制作します。

クラウドソーシングサイトではIT系の記事が書けるということで「テクニカルライター」と名乗っているケースもありますが、一般的にはマニュアルを開発する仕事です。

マニュアルと聞くと、家電製品や電子機器の取扱説明書を思い浮かべるかもしれません。しかし、テクニカルライターが請け負うマニュアルの多くは、銀行のITシステム管理者向けといった専門の技術者向けのものになります。

そのため、テクニカルライターには高度なIT知識や、製品・技術への理解が必要です。また一方で、技術的で難しい内容を、正確にわかりやすく表現するスキルが求められます。

Webライターからテクニカルライターになるには

まずテクニカルライターになるためには、専門的なIT知識が欠かせません。そのため、過去に技術職として働いていたなど、ITやソフトウェア知識が身近だったり豊富だったりする方には特におすすめなライター職です。

ライティング面では、「テクニカルライティング」のスキルが求められます。テクニカルライティングは、わかりやすさと同時に正確性を重視しているのが特徴ですが、文章の書き方としてはWebライティングと共通する部分が多くあります。

Webライティングを学んだ方であれば、テクニカルライティングの勉強は独学でも大丈夫です!

働き方としては、テクニカルライターにフリーランスは少なく、多くはITやソフトウェア系の企業におけるマニュアル開発の部署に所属します。なぜなら、テクニカルライターが請け負うマニュアルは数千ページに及ぶ上に、正確性を担保するためにしっかりとしたレビュー体制を組む必要があるためです。そのため、IT知識とライター経験の2つを武器に、ソフトウェア企業への就職活動を行うとよいでしょう。

UXライターへのキャリアップ

UXライターとは

ユーザーが商品やサービスの利用を通して得られる経験をUX(ユーザーエクスペリエンス)といいます。UXライターは、UXをより良い価値の高いものにするために、ウェブサイトやモバイルアプリなどにおけるテキストを作成するライター職です。

例えば、複数の商品が掲載された商品一覧のページで気になる商品があり、「もっと詳しく知りたい」と思ったとしましょう。そのとき、商品紹介にあるボタンが「詳細」だと違和感なくクリックできますが、「購入」となっていたら「まだ買うつもりはないんだけど……」と思ってクリックを止めてしまいませんか?

UXライターは、ユーザーの行動や心理、やりたいことに合わせて適切な言葉や表現を使い、ユーザーの目的達成をサポートする役割を担います。「デザインにも興味がある」という方におすすめのライター職です。

UXライターは割と新しいライター職なので、「UXライター募集」と書かれていても、「UX(ライティングしてくれる)ライター募集」という意味の場合が多い印象です。

そのため、テクニカルライターからUXライターになったり、UIデザイナーがUXライティングに対応しているケースも少なくありません。

WebライターからUXライターになるには

UXライターには「UXデザイン」の知識が求められます。UXデザインとは、ユーザーが製品・サービスを利用して得られる「体験」をデザインすることを指します。

「UXライティング」という言葉もありますが、これは「UXデザインの観点でライティングする」という意味です。そのため、UXライティングというライティング手法を学ぶだけでなく、WebデザインやUI設計、またユーザー調査といった広く「UXデザイン」に関わる知識やスキルが求められます。

UXライターの多くはデザイン会社や事業会社に所属します。UXライターは歴史の浅いライター職であり、スクールや大学の専攻などが少ないため、新卒だけでなく中途採用も活発です。

UX関連の募集は、スタートアップ企業に多いです!

UXデザインをこれから学ぶ方は、書籍などでの学習のほかに、勉強会やコミュニティへの参加がおすすめです。UXの領域は日々進化しているため、最新情報を学ぶようにしましょう。

UX系のコミュニティでは、最新のUXデザインについて学びを深められるほか、働き口を見つけられるかもしれません。

文章力を武器に活躍の場を広げよう!

6種類のライター職について、仕事内容とWebライターからのなりかたを紹介しました。一口にライター職といっても、特にコピーライターやUXライターは、ぜんぜん違う文章を書いていると思ったかもしれません。

しかし、どのライター職でも、チームで仕事をする限り「わかりやすい文章」というのは、仕事の多くの場面で求められます。新しいライティングスキルを学ぶ上でも、Webライティングという土台があれば、より効率的に学んでいけるでしょう。

また、Webライターは副業として取り組みやすいことからも、Webライターをやりながら別のライター職にチャレンジすることも可能です。

憧れる別のライター職があるのであれば、これを機に一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

筆者は新卒でテクニカルライターになりました。その後、UXの道に進んでインタビューやUXライティングをするようになり、最終的には会社を辞めてWebライターになりました。

そのため、この記事とは逆で、ほかのライター職からWebライターにキャリアアップしたことになります(笑)

どのライター職でも「自分は基本となるライティングスキルがある!」という気持ちが大きな自信につながりました★

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